NOV'S BLOG

LGBTやSOGI(性的指向・性自認)に関する政治動向・理論や活動などについて、主に綴っているブログです。

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映画祭のシーズン

 先ほどのエントリーでも書いたとおり、6月中に入院・胆嚢摘出手術・退院・抜糸・その後の経過観察をすべて済ませることができました。6月6日に6月8日からの入院をいきなり打診されたときには、急過ぎるなぁと思い一旦断ったのですが、ここで入院しないと7月にずれ込むと病院に説明され、6月中の手術を決意したのでした。

 で、なぜ6月中にすべて済ませようと思ったかというと…。


































 7月には東京国際レズビアン&ゲイ映画祭があるからです!
 


 僕、個人的に日本のゲイ関係のイベントで、東京国際レズビアン&ゲイ映画祭が一番好きなのです。他のイベントにはないサロン的で華やかな感じ、様々なセクシュアリティ・ジェンダーの人が集まる感じ、そして作品の豊富さがお気に入りです。そもそも僕、屋内イベントが好きなのかも(←札幌と東京でパレード運営に携わっていたくせに(笑))。


 なので、手術のために映画祭に行けないなんて屈辱!ということで、すべてを6月に済ませられるように設定したというわけです。思惑通りに事が進んでシメシメです。


 今年の映画祭は、以前私のブログなどでもご紹介した、『アウトレイジ』が上映されます。本作はアメリカの議会において、同性愛者であることをカミングアウトしていない議員が同性愛者の権利(結婚や養子縁組など)に反対票を投じる矛盾行為と、政界の偽善を追求したドキュメンタリーです。以前のブログでも「できれば映画祭さんで観たいなぁ」と言っていたところ、実現して嬉しいです(スタッフの皆様、本当にありがとう!)。


  『アウトレイジ』以外のドキュメンタリー作品も好作品が並んでいるようですし、海外レズビアン&ゲイ映画も例年通りラインナップが充実。日本作品の『乙女シリーズ その一』も気になります。今年はスケジュールを調整しながら1作品でも多く観たいなぁと思っています。


 ということで、映画祭期間中はバルト9&スパイラルホールでお会いする機会も多いかと思いますので、見かけたら気軽に声をかけてくださいね。



第18回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭【開催概要】
2009年7月10日(金)~12日(日) @ 新宿バルト9(新宿 / 新宿マルイ アネックス 9F)
2009年7月16日(木)~20日(月) @ スパイラルホール(青山 / スパイラル 3F)
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胆嚢の件、その後。

 昨日、仕事を早退して、術後経過観察のための診察を某病院で受けてきました。

 摘出していた胆嚢を病理検査に回していたのですが、その結果、悪性ではないということが昨日判明しました。特に異状もなく、念のため、次は初冬に診察を受けることになりました。

 ただし、これに油断せずに、自分の身体をこれからもケアしていきたいと思います。

快気祝い

 一昨日(6月27日)の夜、友人・知人たちが私の快気祝いを企画してくれました。で、私も含めて計6人で四谷の牛タン専門店に行って来ました。店の名は、たん焼「忍」

 お店の前まで行ったら、以前、レズビアンの友人に連れてきてもらった事のある店だと思いだしました。とても美味しかった&それゆえにとても混んでいたなぁという記憶も蘇り。今回もすごく混んでいましたが、なにより出てくる料理がすべて美味しかった!


 お店側のお任せということでお願いしたのですが、一皿目の「ゆでたん」で既にノックアウト。美味しすぎます。分厚いのにとろけそうな柔らかさのタン。バラっとまぶされた胡椒、添えられたワサビがおいしさを引き立てます。


 その後も「たんシチュー」「たんの生姜煮」「たんのどて煮」「焼きたん」と外れなしの傑作料理。付け合わせのお新香や、茄子の煮浸しでさえ「単品でもOKじゃないの?」という出来で。終盤の「たんスープ」、そしてたんスープとご飯を合わせた「たん雑炊」も絶品で、「胆嚢手術して、おいしいものを食べられるようになって本当に良かった・・・」と実感した一夜でした。企画してくれたお友達、本当にありがとう!

山口×上野トークショー、行ってきました。

 前回のエントリーで予告したとおり、先週金曜(6月26日)の仕事帰り、原宿駅近くで開かれた山口二郎さんと上野千鶴子さんのトークショーに行ってきました。山口先生とは春のゼミ合宿以来約3か月ぶりの再会で、上野さんとは4年ぶりくらいにご挨拶しました。


 小規模な会場で定員制(35名)という要因もあるかと思うのですが、堅いテーマでお話をされているにも関わらず、なんだか居酒屋での政治談議を聴いているみたいな感覚が新鮮でした(ちなみに会場は、竹下通りから一本脇に入った洒落たカフェです)。


 アメリカ政治やオバマ政権に対する捉え方、そして日本における政権交代や福祉政策について山口先生が希望的な発言をされると、上野さんがすかさず「山口さんは楽観的ですねぇ。私はいつも最悪シナリオを想定していますから、そうは思いません・・・」と一くさり(笑)。とはいえ、対立的な感じでは全くなく、最後は一致点を見出していくのですが。


 当日は女性運動や女性学系よりも市民活動系や政治系の客層が多く、上野さんにとっては恐らく「アウェイ感覚」であったにも関わらず、山口先生へ果敢に突っ込む様子を見ながら、「上野千鶴子、やはりただ者ではないな」という印象を強く持ちました。できれば、『ポスト新自由主義』で上野さんが展開されていた「当事者主権」について、もっと掘り下げて聴いてみたかったなぁという気もしますが。今回は政権交代や民主主義についてのお話と、事前にお二人の間では了解があったのかな。


 そうそう、話の中で山口先生が「民主党が政権を取ったら、人権施策などを実現させてほしい」という発言をされたのですが、それに対して上野さんが「でも、オバマも、大統領選挙戦で民主党支持者に対しては人権施策を打ち出していたが、全国民のトップに立つ大統領に就任してからは微妙に引っ込めているものがある」と指摘しました。そして、その例として、セクシュアル・マイノリティについて上野さんが挙げていました。

 
 つまり、昨年8月の民主党大統領候補受諾演説でオバマはセクシュアル・マイノリティについて言及していたが、今年1月の大統領就任演説では、セクシュアル・マイノリティの政策が抜け落ちていたという事実を上野さんが指摘なさったのです(ちなみに、この2つの中間段階となる、昨年11月の大統領選挙当日の当選演説でオバマは、「ストレートも、レズビアン&ゲイも」と言及しています)。


 当日は20代のゲイ友人2人と一緒に参加したのですが、上野さんの上記の指摘を聞いて友人ともどもハッとしました。が、聴衆を見ると、その部分でハッとしていたのは我々ゲイ3名だけだったような気も(笑)。会場にいた日本の市民活動系・政治系参加者の多くは、やはりまだセクシュアル・マイノリティの問題にリアリティを感じていないのだなぁと思いました(当日参加者(35名)の約1割(3名)がゲイだったわけですが(笑))。



 そんな会場の様子を見ながら、「自分の今後のテーマは、ゲイ・コミュニティ内での活動からもっとシフトし、市民活動系・政治系とセクシュアル・マイノリティとを結びつけることかもしれないなぁ」と思いました。

上野千鶴子&山口二郎トークショー、行ってきます。

 今日の夜は、『ポスト新自由主義』の出版を記念した山口二郎さんと上野千鶴子さんのトークショーに行ってきます。

 山口先生と会うのは、3月のゼミ合宿以来3ヶ月ぶり。上野さんとは、4年前、彼女が主宰している「ジェンダー・コロキアム」で同性婚関連のテーマの際に同席して以来です。楽しみです。


『ポスト新自由主義──民主主義の地平を広げる』
山口二郎 編著 (金子勝, 上野千鶴子, 片山善博, 高橋伸彰, 柄谷行人)刊行記念

■■■6/26(金)19:00~ in 東京
「わたしのことはわたしが決める」
上野千鶴子&山口二郎



ポスト新自由主義―民主主義の地平を広げる (札幌時計台レッスン)ポスト新自由主義―民主主義の地平を広げる (札幌時計台レッスン)
(2009/03)
山口 二郎片山 善博

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ゲイとしての10年間と鈴木亜美さん

 新宿二丁目のイベントスペース「club ArcH」の3周年イベントが来月4日に開かれるんですが、そのイベントに、GUEST DJとしてあの鈴木亜美さんが来るらしいです。


 どこかの音楽関係サイトで、鈴木亜美さんが最近はDJ活動もしているという記事を読んだことがあるので、さしたる驚きはなかったのですが、二丁目のイベントに登場するかぁとちょっと個人的に感慨深いものが。


 なぜ感慨深いかというと、自分が初めて新宿二丁目で飲むようになったのが、10年前の7月~8月(まだ札幌在住だったが、3週間ほど東京に所用で滞在していた)なのですが、その時にめっちゃ流行ってた曲が鈴木亜美(当時は鈴木あみ)さんの「BE TOGETHER」だったのです。自分も「BE TOGETHER」を口ずさみながら二丁目に飲みに行った記憶があります。

 
 あれから10年。自分は30代半ばになり、一人の人間として、そしてゲイとして色々なことを経験した。そして鈴木亜美さんも、途中、活動休止状態に追い込まれながらも、頑張って活動を続けていらっしゃる。10年間は長いような気もするし短いような気もするけれど、このニュースを耳にして、月日の流れを実感したことだけは確かです。

ざらっとした違和感

 退院後、傷跡が圧迫されるのが怖くて満員電車に乗らないようにしている(=朝は早めの電車で出勤している)のですが、満員電車に乗ると、たまに耳にするアナウンスがあります。


 乗客で立錐の余地が無いくらい電車が混んでいると、ドアが閉まらないことがあります。そんなとき、駅員さん若しくは運転手さんが「ドアはもう閉まっております」とアナウンスすることが、自分の使っている電車ではそこそこあります。


 勝手に推理すると、「本来はもうドアは閉まっているべきものだから、一本後の電車に乗るなり、荷物がドアに挟まれないように体勢を変えるなりして、ドアを閉めさせろ!」という発話側のいらつきが、「ドアはもう閉まっております」というアナウンスには込められているんだろうなぁ。


 にしても、現実としてはドアが閉まっていないのに、「ドアはもう閉まっております」というアナウンスが連呼されることに、心の中でざらっとした違和感を感じる私。これって、一応生きている人に対して「お前はもう死んでいる」と言う『北斗の拳』と同じくらいの違和感。例えが飛躍し過ぎですが。

 
 この「ドアはもう閉まっております」って、東京だけに見られる(聞かれる?)アナウンスなんだろうか。札幌の地下鉄では聞いたこと無いんですが。

そういえば、退院その後

 そういえば、退院後について報告してませんでしたが、先週水曜(6月17日)に抜糸を済ませ、その翌日に職場復帰しました。


 今回、腹腔鏡下手術のため、腹部4か所に穴を開けたのですが、その中で一番大きな傷だけ、力がかかるとまだちょっとだけ痛い。なので、急に力がかからないように気をつけています。あとは、胆嚢がないため、脂肪分の多いものを急激かつ大量に取ると消化が追いつかなくなってしまうので、その点も気をつけています。それを除けば日常の生活かな。


 ま、体調が良くなるとすぐに走りがちな自分なので、しばらくはスピードを出しすぎずに徐行運転で。

イメージ

 つい先日、ゲイ友宅で開催された飲み会に行ってきました。ちょっと造りの変わった部屋(それゆえ、通常の部屋より人がかなり多く入る)に住む友人は、1~2か月に1度の割合でゲイ友を集めた飲み会を開くのですが、毎回、参加者が50~60名!今回も、自分が友人宅に着いた時点で40名強のゲイがいました。もう壮観ですよ、それはそれは。


 そこまでの人数になると、自分の友人よりも「すごく親しくはないけれど顔見知りの人」や「初対面の人」が圧倒的に多いわけで、偶然近くに座った方々とお話をしてました。


 話が進むうちに「あ、札幌に住んでらっしゃる方ですか?」と2名ほど声をかけられました。レインボーマーチ実行委員をしていた頃(2001~2003年)の印象が今でも強いみたいで。でも、その当時から本当は東京に住んでいるわけですが(汗)。あとは、選挙関連で雑誌「SPA!」に載った時のイメージが強くて、なんとなく顔を覚えてくださっていた初対面の方もいらっしゃいました。


 10年間も活動をしていると、レインボーマーチに携わったり、選挙アンケートをやったり、All About同性愛でコラムを書いたり、同性パートナーシップ関連の活動をしたり、東京のパレードに携わったり、ゲイ雑誌でたまに執筆したり・・・と色々手を染めているんで、人によって覚えている時期や受ける印象が違うんだなぁと、ちょっとした発見でした。まぁ、当たり前かもしれないけれど。


 ちなみに、今でもよく言われるのが、「All About同性愛時代の『女スパイ』が忘れられない」というものです。これは自分の成果というより、むしろ作画担当である歌川さんの成果でしょう。あれは自分自身、毎月どうなるか楽しみだったもの。

river way

 この前、退院後の休暇中になぜか思いだしたこと。


 私は、1999年に急に思い立って札幌のゲイ・コミュニティ(バーや団体など)にアクセスしたのですが、それまではゲイの友人もなく、当然のことながら恋人やパートナーなんていませんでした。


 ただ、その前年である1998年頃からゲイの友人や恋人を希求する気持ちがあったのか、インターネットでゲイサイトを巡回するようになりました。その当時住んでいた実家にはインターネット接続環境が整備されていなかったので、大学の情報処理室で。カミングアウトなんて当時はもっての外だったのに、大学でゲイサイトにアクセスするなんで、大胆なのか無謀なのか思慮がないのか(汗)。


 そのゲイサイト巡回の中で、毎回アクセスするHPがありました。関西在住のゲイ・カップルが、二人で過ごす日々について綴っていた「river way」というHP。カップルの片方が20代後半(だったような)なゲイ・リーマンさんで、もう片方さんが自分と同い年くらいの大学院生さん(確か理系の方だったような)。お二人ともイケメンで性格も良さそうだし、なによりHPを通じてラブラブぶりが伝わってきて、「良いなぁ」と素直に羨ましかったものです。


 そのページで、「将来の夢」として「(相手との)幸せな結婚」が挙げられていて、「同性同士の結婚は無理じゃねーの?」と当時は正直思っていたのですが、そんな私がのちに同性パートナーシップの法的保障について携わるわけですから、人生って分からないものです(笑)。


 ま、そんなこんなで「river way」というHPを熱心に見ていたのですが、その翌年、自分にも実際にゲイの友達ができ、ゲイ団体にも携わるようになるにつれて、ゲイサイトの巡回も頻度が落ちていきました。そして、気づけば「river way」のHPも閉鎖されていました。


 …あのお二人はお元気なのかな?その後もパートナーシップを継続しているのかな?退院後のこの前、なぜかふと思い出したのです。もし、ご本人ならびにその当時のご関係者さんがこのエントリーをご覧になっていたら、赤杉宛にご一報いただければ嬉しいな、と。完全に私信状態の日記です。

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プロフィール

赤杉康伸

Author:赤杉康伸
赤杉康伸(通称:NOV)

1975年5月、札幌市生まれ。2001年3月下旬から東京在住。2001年3月、北海道大学大学院 法学研究科修士課程(専修、公共政策コース)を修了。

札幌・東京における性的マイノリティ中心のパレード運営に参画。その間、2004年7月には、共編著で「同性パートナー -同性婚・DP法を知るために-」(社会批評社)を出版。

現在、東京メトロポリタン ゲイフォーラム 共同代表。NPO法人 共生社会をつくるセクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク 理事。特別配偶者法全国ネットワーク メンバー。

当面は、近況報告や政治関連の記事をアップ予定です。「複雑な現実に向き合いながら折り合いをつけ、相手に『敵方』のレッテル貼りをせず、まずは対話を重視する政治」「多様な人々の、多様な利害を調整する政治」がモットー。

Twitterはこちら。メールはy.akasugi@gmail.com まで

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