NOV'S BLOG

LGBTやSOGI(性的指向・性自認)に関する政治動向・理論や活動などについて、主に綴っているブログです。

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恋の奴隷みたいな

 先週末の2月19日(金)・20日(土)、横浜で開催されたイベントに2日連続顔を出してきました。19日は仕事後の時間帯なので途中からですがパートナー氏と一緒に、20日はひとりで足を運びました。

2月19日 
「タブー視される同性愛」 〜教育・医療・福祉が裁判から学べること〜


2月20日 新木場殺人事件10ケ年を考える集い
「出るゲイは打たれる」 ~コミュニティ内のホモフォビアを考える~

 
 イベント本編の感想やレポートは、直接会う機会のある人に話そうかなと思うのですが、そこで付随的に思い出したことや考えたことを書き留めておこうかと。

 19日は「医療・福祉・教育関係者向け」のイベントだったのですが、蓋を開けるとプロっぽいというか政治系なLG関係者が結構いて恐かったです(←オマエが言うか)。ここまで揃うのは、最近ではパレード以外になかなか無いのではないかという。イベント後に一緒に居酒屋で食事をしたのが楽しかった。

 20日は、「札幌在住のゲイ友(ちょうど10年の付き合い)」が偶然来ていてビックリしました。その他にも「札幌時代も東京時代も割と身近な友人」「東京に出てきてすぐ、パートナー氏繋がりで知り合いになった友人」「ここ数年での友人」「その他、リブ関連の友人・知人」と、時系列的に友人が揃ったのが面白かったです。

 19日の知り合いは、自分と同年代やちょい年上の人が多かった。20日のイベント後には札幌在住の友人と久しぶりに沢山話したのですが、共通の札幌ネタで話が尽きませんでした。最近は年下の友人と遊んだり食事したりすることが多く、気づくと自分が最年長ということも多いのですが、この週末はちょっとだけ安心した。

 例えて言うと、1990年代後半に『コケティッシュ爆弾』というベスト盤でごく局所的にウケた奥村チヨが、懐メロ系の歌番組に出ると「恋の奴隷」を唄ってその場に馴染むみたいな感覚(←非常にわかりづらい例え)。

 20日に歴代の友人が期せずして揃ったのも、10年間の歴史を感じることができて楽しかった。友人はその時々の自分を写す「鏡」だなぁと思いました。「まだまだ10年」だけれど、「されどもう10年」ということで、ちょっと不思議な時間感覚(タイムスリップの香り)に陥った週末でした。


コケティッシュ爆弾コケティッシュ爆弾
(2005/04/20)
奥村チヨ

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休日の分散化と家族

昨日、ふと見つけたこのニュース。

>祝日法改正案、今国会にも提出 ○○地方のGW、あれ!?来週だった(MSN産経ニュース)

 5月の大型連休などを地域ごとに異なる時期に設定することで、混雑緩和による観光需要の喚起する狙った「祝日法改正案」が今国会中に提出されるというニュースです。


 最初にこのニュースを読んだときの感想:「ヨーロッパでもこういう政策があるし、良いかもしれない」。

 次に思いついた感想:「でも、9月の連休中に開催されるレインボーマーチ札幌には参加しづらくなるかも」。

 その次の感想「あ、国内での遠距離恋愛や結婚の人には酷かもしれないなぁ」


 この話題、twitterでもつぶやいたのですが、やはり「遠距離恋愛してる身にとっては、微妙」という感想を友人が漏らしてました。やっぱそうよね。


 ちょっと気になって色々調べていたら、この政策、「観光需要の創出」が狙いということで、国土交通相の下にある観光庁が担当のようです(詳細はこちら)。まぁ、狙いも分からなくはないんだけど、だったら有給休暇消化率を上げるとか、有給休暇の日数を増やすとか、先に出来ることもあるのではないかと。長期休暇は観光のためだけではなくて、遠くに住む家族やパートナーが会うことができる貴重な機会なんだけどなぁ。


 うちのパートナー氏は「その法案、観光する対象としては核家族というか、『両親+子どもで住んでる家庭』しか想定に入れてないような感じだね」と言ってましたが、きっとそうなんだろうなぁ、民主党。ちなみにこの休日の分散化、昨年総選挙時の民主党マニフェストには入っていなかったのですが、個別政策集「index2009」には載っていました。やはり観光促進の項目の中で。


 子ども世代:未婚あるいは非婚、親世代:配偶者の亡き後は単身暮らしというのが大きな層のひとつになりつつあるのに、「家族」や「家庭」=「ひとつ屋根の下で暮らしてる核家族型の親子」というイメージ(幻想)が、政治の側に残ってるのはいかがなものだろう…。観光需要の創出も分かるけど、遠距離に住む家族やパートナー同士のことも考えて欲しいなぁと思うのです。
 

『「同性愛者」の「高齢者福祉複合施設空間」』

 昨夕の仕事後、日本大学のお茶の水キャンパスに行ってきました。

 日本大学大学院の芸術学研究科造形芸術専攻(博士前期課程)で建築デザインを学んできた曽永宏さんが、博士前期学位請求論文(修士論文)として「ジェンダーと空間の老人学」をテーマに、『「同性愛者」の「高齢者福祉複合施設空間」』という論文を提出されました。その研究作品(模型や展示など)が、日本大学芸術学部デザイン学科 卒業制作選抜展・造形芸術専攻修了展で展示されることになったので、パートナー氏と昨夜一緒に見に行ってきました。

 曽さんとは、曽さんが取材で伏見憲明さんのメゾ・フォルテ(エフメゾ)にいらっしゃっている時に知り合いました。研究熱心で、ちょっと天然気味で(笑)、人懐っこい感じの好青年です。研究テーマは、ゲイ男性のライフコースに沿って浅草に高齢者福祉複合施設空間を建築するというものです。

 今月14日まで研究作品が展示されているようなので、ご興味・ご関心のある方は仕事後にご覧になってみてはいかがでしょうか。



日本大学芸術学部デザイン学科 卒業制作選抜展・造形芸術専攻修了展


関連記事
日大芸術学部の留学生の方が「高齢の同性愛者のための福祉総合施設」を論文に(GAY LIFE JAPAN)

【特集】「性」は虹色 高齢同性愛者のための福祉複合施設を考える(JANJAN NEWS)

§僕も、いずれは"高齢者ゲイ"と呼ばれる。(てのる【Gay】タイムズ)

あの季節 Part2

 記念日(?)ネタが続きますが、昨日で母親にカミングアウトしてから満10年でした。

 母親にカミングアウトしたのは、まだ実家に住んでた頃、部屋に置いていたゲイ雑誌(Badi)が見つかったからです。2000年2月3日のお話です。見つかった号のBadiの特集が「ヤリまくり淫乱スポット2000」という企画で、どうにもこうにも言い逃れできなかったという(汗)。

 その月のうちに、札幌ミーティング主催のイヴェントで「ゲイである子とその母の対話」があり、そこに母を呼んでから、母は他のお母様方ともお友達になったのでした。そして今に至るという。自分にとって母は、もはや親を超えた理解者という感じです。

 昨夜、母に携帯メールを送ったのですが、母も覚えていたようで返信をくれました。そりゃそうよね、節分にカミングアウトされたなんて、忘れられないわよね(笑)。

 ゲイバーデビューといい母へのカミングアウトといい、ほんの少し前の話のつもりでいたんですが、各々11年前と10年前…。そりゃ、30代半ばになろうというものです。

あの季節

 大学生や院生をやっている友人・知人から「今年度の講義はもう終わり」ということを聞いて、ふと思い出したこと。


 1999年2月2日、大学4年だった私が受けていたゼミの最終日でした。学部生として最後のゼミ終了後、みんなで打ち上げに行くことになっていたのですが、自分はそれをパスして、生まれて初めてゲイバーへ行ったのでした。そう、今日はゲイバーデビューしてから満11年なのです。


 なぜ、学部最後の打ち上げを蹴ってまで、この日にゲイバーへ行こうと思ったのか今となっては分からない。でもとにかく「今日行かないとダメだ」と強く思い込んでいた(というか、かなり切羽詰っていた)のは事実。はじめの一歩があってこその今。いわば、2月2日はセカンド・バースデイ(ユーミン風)なのです。


 記念日にこだわりすぎるのも良くないかなぁと思いつつ、今日は自分におめでとうと言ってあげたいと思います。

【アメリカ】同性婚合法化を求める、保守派弁護士

 もう発売時期は過ぎてしまったと思うのですが、2010年2月3日号『NewsWeek日本語版』P46~48に、アメリカ合衆国 カリフォルニア州の同性婚関連の記事が載っています。


 レーガン政権やブッシュ前政権で中枢部にいた(つまり共和党支持者であり、保守本流でもある)セオドア・オルソンさんの寄稿記事で、「保守本流の弁護士たる私が、同性婚の権利を守るために戦う理由」というタイトルが付けられています。

 保守本流として同性間の婚姻を支持する論理がとても興味深いです。日本でも、例えば「草の根保守主義」を自任する層にこういう可能性があるんじゃないかなと思わせてくれる内容です。買えなかった方は、図書館などでチェックしてみてはいかがでしょうか。

 札幌生まれ&育ちにとっては珍しくもないんですけど、雪の話題。


 東京に転居して再来月で満9年になりますが、ここまで雪が積もるのを東京で体験するのは初めてかもしれないです。札幌と同じ勢いで雪が降っているんだもの。 札幌生まれの私が言うんだから間違いない。


 今朝は電車の遅れなどに巻き込まれないように早めに家を出ました。…が、他の電車の故障に遭遇して。結局10分ほどの遅刻でした(泣)。遅延証明書が出たのが救いなんですけれどねー。

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プロフィール

赤杉康伸

Author:赤杉康伸
赤杉康伸(通称:NOV)

1975年5月、札幌市生まれ。2001年3月下旬から東京在住。2001年3月、北海道大学大学院 法学研究科修士課程(専修、公共政策コース)を修了。

札幌・東京における性的マイノリティ中心のパレード運営に参画。その間、2004年7月には、共編著で「同性パートナー -同性婚・DP法を知るために-」(社会批評社)を出版。

現在、東京メトロポリタン ゲイフォーラム 共同代表。NPO法人 共生社会をつくるセクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク 理事。特別配偶者法全国ネットワーク メンバー。

当面は、近況報告や政治関連の記事をアップ予定です。「複雑な現実に向き合いながら折り合いをつけ、相手に『敵方』のレッテル貼りをせず、まずは対話を重視する政治」「多様な人々の、多様な利害を調整する政治」がモットー。

Twitterはこちら。メールはy.akasugi@gmail.com まで

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