NOV'S BLOG

LGBTやSOGI(性的指向・性自認)に関する政治動向・理論や活動などについて、主に綴っているブログです。

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故人との共生

 3年前の政権交代、自分の活動、それに連れ合いの議員活動など、色々なことをきっかけに、ちょっと保守について考えています。セクシュアルマイノリティの人権系活動をしていると、保守を目の敵にしがちなんだけど、保守って本当に悪いものなの? 実は保守の人とも話す余地はあるんじゃないの?と。


 そんな訳で、山口ゼミ時代に読んだ政治思想系の本をあらためて読み返したり、連れ合いと食事をしながら色々話したりしてます(我が家の食卓での話題は、8割方政治ネタ(笑))。 そんな中、北海道大学大学院法学研究科・公共政策大学院准教授である中島岳志さん(私と同年生まれ!)へのインタビュー記事(@マガジン9)を見つけました。自身を保守主義者と位置づける中島さんが、分かりやすく保守について説明しています。条件反射的に保守主義を敵視する人、そしてアンチ左翼と保守を混同しがちな人にこそ読んでほしい名文です。


 さて、その記事の中で、こんな文章があります。憲法に関する部分です。


 

しかし、革新勢力がそこで考える「国民」は、今生きている国民ですよね。それに対して、保守の考える「国民」は、過去と未来の国民も含むわけです。つまり、そこの国のかたちや歴史が権力を縛ってるんだと、そう考えるわけです。



 ここを読んだ時に、ふと思い出したのが、憲法とは全く関係ない、いわゆるセクシュアルマイノリティのパレードです。一昨年の東京プライドパレードや昨年のレインボーマーチ札幌に参加した時に、運営側の人間としてピリピリしていた時とは違う感覚を抱きました。それは、「亡くなった人ともともに歩いている」ということ。自分が札幌や東京のパレード運営でご一緒した故人、そして既に亡くなった友人・知人などと共に在ることを、直感として感じたのかもしれない。東京プライドパレードは特に、(死者とつながる)お盆の時期開催だしね。


 だから何を言いたいのよ?って言われると、自分の能力不足もあり、分かりやすく明確には書けない。だけど、「亡くなった(或いは、今はいない)あの人なら、どう考えどう行動するかなぁ」という視点が、現実に対して謙虚に向きあう為には必要な場面があるんじゃないかと思う。そういう視点が、政治の場で、そしてセクシュアルマイノリティにまつわる活動の場でもうちょっと増えると、バランスの良い結果が生まれるんじゃないかなと思うのです。つい原理原則にこだわりがちだった自分への戒めも込めて。


 なんてことを書くと保守的と呼ばれそうですが、中島岳志さんが規定するようなリベラルな保守なら、それもアリかなぁと最近実は思ってます。
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15年前の後日談みたいな2012年

 突然ですが、今年1月の滋賀県の県庁所在地である大津市の市長選挙で、山口二郎ゼミ時代の同期である越直美さんが当選しました。全国の女性市長としては史上最年少、知事と県庁所在地市長がともに女性というのも日本初という、記録づくめの当選でした。


 さて、昨年秋に越さんが出馬表明記者会見を行なった後、山口教授と自分たちの同期で構成するMLで、「来年の選挙の際には、ぜひ大津に行きたいね」という話が出ました。そして明けた今年のお正月、東京在住である同期の友人とそのお連れ合いさん(関西在住)、そして私と連れ合い(石坂わたる)の4人で食事をした時に、「本当に、市長選挙を観に大津まで行こうか?!」という話で友人と盛り上がりました。結果、選挙告示前日に越さんの街頭活動を見守って、さらに可能な人は、選挙告示当日の街頭活動も見学することになりました。


 選挙告示前日は同期有志4人が大津市内の某駅前に集合。駅前のファーストフードショップで小一時間ほど近況報告をしていたら、越さんが駅前にやって来て街頭活動開始。なんだか、昨年の石坂選挙を思い出しました。テキパキと仕切っている女性がいて、後で越さん本人に「あれは誰?」って確認してみたところ、某議員さんとのことでなんとなく納得。選挙慣れしてる感じだったもの。その後は、電車と徒歩で大津市内の越さん事務所へ移動。事務所では、スタッフさんに「学生時代のお友達なんですかー」って珍しがられたり、友人達と事務所の様子を観察したり。


 「現役のゼミ生時代、まさか15年後に大津で集合するとは思わなかったよねぇ」と話しながら事務所を退出して最寄りの駅へ。東海地方在住のメンバーとはここでお別れ。実は我々の師匠山口教授が偶然大阪に滞在しているということで、残り3名で山口教授と梅田で食事を取ることになりました。山口教授とはその前月(昨年の12月)も東京の忘年会でご一緒してるのですが、北大のある札幌、そして東京以外でご一緒するのは初めて。


 山口教授は翌朝、大阪のテレビ局から全国ネットのテレビに生出演(橋下大阪市長と討論)ということで、翌日に向けての展望をうかがったり、越さんの選挙について色々話しました。30代半ばということで仕事の話もしたんだけど、基本的なテンションは、ゼミ後の飲み会でさらにワイワイ語り合う15年前とほぼ同じ。でも、12時くらいで「まぁ、明日があるから」と自然に解散したのは年月の経過を感じました。


 翌朝、橋下大阪市長と討論(対決?)する山口教授をホテルのテレビで見守り、急いでチェックアウト。大津のパルコ前で山口教授が越さんの応援演説をするということで、大阪から大津へJRで移動。大津駅に着いたら意外と時間が余ってて、「歩いて街並みを見ながら移動しようかしら…」と思い悩んでいたところ、見覚えのある後ろ姿…。2時間前に橋下市長との討論を終えたばかりの山口教授でした。二人でポツポツ話していたら越さん事務所のお迎えの車が来たので、お付きの人っぽい何くわぬ顔して、私も車に乗せてもらいました(笑)。


 前日も一緒に行動した東京在住の友人、そしてそのお連れ合いさんが既に演説場所である大津のパルコ前で待機していたので、事務所を抜け出して友人夫妻と合流。3人で色々話していたら、越さんの選挙カーがやって来た。越さんは連日の街頭活動の成果か、かなり堂に入った様子の演説。そして我らが師匠の応援演説。やっぱ人前に出ると、演説にもより力がはいるんだなぁ。応援演説直前、山口教授がおもむろに「これ、持ってて」と鞄とコートを私と友人に渡したので、さながら我々は付き人A・付き人Bのような感じでした(笑)。各メディアが取材や撮影に来ていて、映らないようにするのに苦労しましたよ。

 
 山口教授は応援演説後にすぐ次の用事があるということで、パルコ前でお別れ。友人夫妻と大津市内で遅い昼食を取りながら選挙の展望について語り合ったり、10日前に東京で会った時の続きの話をしたり。あまり詳しくは書きませんが、友人とはもちろん、そのお連れ合いさんとも不思議な縁でつながっていて、山口ゼミの話も自分の活動のことなども良く話せるのです。すごく良い夫婦だなぁと、友人ながら思うわけです。


 15年前、自分のセクシュアリティについてどっちつかずというか、グジグジしていた頃は、まさか15年後に自分のセクシュアリティをカミングアウトした上でノンケ友達や教授と腹を割って付き合えるなんて思っていませんでした。それでも、自分ができることを日々誠実に積み上げていけば、どこかで交わることもあるんだなぁと身を以て思う次第。15年前の後日談みたいな2012年が、ちょっと気恥ずかしげに、でもキラキラと輝いた関西での2日間でした。

春の松さんまつり

 うわっ、これ、今年初のエントリーですか?あけましておめでとうございます!(ダメダメ)


 年が明けてから相変わらずドタバタしていて、ブログ不精になっているのですが、書き残したいことが幾つか浮かんだらドドっとアップするので、ことしもノンビリお付き合いください。



 さて、先日、新宿二丁目「ArcH」での平日某イベントにフラっと行ってきたのですが、松たか子の「コイシイヒト」にグッと来てしまい、ここ数日、一人でプチ松さんまつり(≠ヤマザキ 春のパンまつり←ごめんなさい)です。

 まずは、グッと来た、「コイシイヒト」(2001年3月14日リリース)。ちょっと切ないのは歌詞やメロディのせいだけじゃなくて、自分が札幌から東京へ引っ越す時期と重なっていたからだということに気づいた。



 そして「桜の雨、いつか」(2000年2月9日リリース)。当時、ユースケ・サンタマリアと共演してたドラマ(お見合い結婚)の主題歌だってくらいの認識しかなかったんだけど、あらためてよく聴いてみると、レクイエムというか亡くなった大切な人への曲だったのね。この曲のPVの松さんは、本当に良い表情をしている。メロディも良いなぁと思ったら、そうですか、武部さん作曲ですか。なんだか納得。

 
 デビュー曲「明日、春が来たら」(1997年3月21日リリース)。今年はまだ寒いけど、春が近づくこの時期、聴きたくなります。そうか、リリースされてからあと2日で、ちょうど丸15年なのねぇ。


 

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プロフィール

赤杉康伸

Author:赤杉康伸
赤杉康伸(通称:NOV)

1975年5月、札幌市生まれ。2001年3月下旬から東京在住。2001年3月、北海道大学大学院 法学研究科修士課程(専修、公共政策コース)を修了。

札幌・東京における性的マイノリティ中心のパレード運営に参画。その間、2004年7月には、共編著で「同性パートナー -同性婚・DP法を知るために-」(社会批評社)を出版。

現在、東京メトロポリタン ゲイフォーラム 共同代表。NPO法人 共生社会をつくるセクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク 理事。特別配偶者法全国ネットワーク メンバー。

当面は、近況報告や政治関連の記事をアップ予定です。「複雑な現実に向き合いながら折り合いをつけ、相手に『敵方』のレッテル貼りをせず、まずは対話を重視する政治」「多様な人々の、多様な利害を調整する政治」がモットー。

Twitterはこちら。メールはy.akasugi@gmail.com まで

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