NOV'S BLOG

LGBTやSOGI(性的指向・性自認)に関する政治動向・理論や活動などについて、主に綴っているブログです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

7/2 石坂わたるによる区議会一般質問への、田中大輔中野区長の答弁(LGBT関連)


 前回のエントリーで予告掲載した、石坂わたるの中野区議会一般質問、7月2日に行なわれました。

 正式な議事録は、区議会公式サイトに後日掲載されると思いますが、私が現地で傍聴し、メモしたベースでの田中大輔中野区長の答弁を、簡単に報告します。

田中大輔 中野区長:
すべての区民が参加し支え合うまちの構築とLGBTについてです。

生き方の個別性あるいは個性ということにより、不当に社会参加の機会が損なわれたり、不利益な取り扱いを受けたりといったようなことは絶対にあってはならないと認識しています。

当然ながら「すべての人々」「すべての区民」といった場合に、いわゆる性的マイノリティの方についても含まれているという認識でございます。

LGBTの周知と社会参加についてです。

今回、イベントへの参加(赤杉注:東京レインボーウィーク2014の一環として、2014年5月1日に開催された「トーク・オブ・レインボーウィーク」に、田中大輔区長が出演なさいました)を通じて、様々な方が触れ合って、言葉を交わし合って、理解を深め合うことが、全員参加型社会を作っていく上でも大変重要だという風に認識しました。

また、区長としてこれからどういったことをするべきかという点についてです。

人権をテーマとした啓発事業であるとか、区の職員研修などを通して広くマイノリティについて区民やあるいは職員が理解をする機会を増やして、偏見を排して、多様性を認め合える社会を作っていくための努力を行なっていきたいと思っております。 
スポンサーサイト

7月2日、石坂わたるの一般質問について

 先日もブログに掲載しましたが、日付が変わって本日7月2日(水)の午後、私の連れ合いである中野区議会議員 石坂わたるが定例区議会本会議で一般質問を行ないます(石坂の登壇は午後3時台後半から午後4時台にかけてが予想されます)。

 今回の石坂の一般質問予定項目は以下のとおりです。


1.区長の所信表明と今後4年間の区政運営について
 (1)「全ての区民が参加し支え合うまちの構築」とLGBTについて
 (2)災害時にも平常時にも対応可能な、高齢者、障がい児・者、乳幼児親子支援における事業者や専門職団体などとの連携と、本人同意による情報の共有、職員スキルの向上について

先月(2014年6月)、中野区長選挙が行なわれ、現職の田中区長が四選されました。田中区長は今回の区長選公示直前に、LGBT当事者との意見交流会(政治や選挙の世界で言う、いわゆる「ミニ集会」)などを行ないました。田中区長は「今後ともLGBT当事者の意見を訊く機会を持ちたい」「必要な施策があれば、進めていきたい」と述べていました。

 自治体の首長選挙(都道府県知事選挙・区市町村長選挙)において立候補者がLGBT当事者向けのミニ集会を行なったのは、私が知る範囲でもおそらく過去にほとんど例がないと思います。

 そうした経緯を踏まえ、石坂の一般質問で「『全ての区民が参加し支え合うまちの構築』とLGBTについて」という項目を今回入れることにしました。

 もし、お時間に都合のつく方がいらっしゃいましたら、ご一緒に一般質問の傍聴ができれば、と思っています(私は午後2時30分頃から、他議員分も含めて傍聴予定です)。

 時間や場所などについては、先日のブログ記事をご参照いただければと思います。

生きねば

 先週の今日、朝目が覚めたら、札幌在住のゲイ友から携帯メールが届いていました。メールを開いたところ、私が、15年前に札幌のゲイ・コミュニティに出入りし始めた頃からおつき合いのあった御方(札幌在住)の訃報でした。メールを読んで5分くらい、言葉が全く出ませんでした。家を出る前に連れ合いが「落ち込みすぎないで」と声をかけてくれたほど。

 その方との関係性、友達というには恐れ多いし、お知り合いというにはよそよそしい。強いていえばお世話になった方なんだろうけど、しっくりこない。結局、他の関係性には置き換えられない存在であり、その方が「余人にもって替え難い、かけがえのない存在」という事実に、今更ながら気づかされました。そして、「葬儀には絶対出なければならない」と思いました。というか、それ以外の選択肢は、自分の中には全くありませんでした。

 2002年のレインボーマーチ札幌で、故人と私はともに実行委員を務めていました(私は東京在住の札幌実行委員でした)。その年は、レインボーマーチ札幌の一週間前(!)にTLGP2002が開かれるという、札幌パレード関係者にとっては過密スケジュールな9月でした。故人は翌週の札幌PRも兼ねてTLGP2002に参加したのですが、TLGP2002本番の数日前、当時の私の家(南阿佐ヶ谷駅近く)に故人が泊まりました。その時、フツーの家庭料理を出したにもかかわらず、喜んで食べてくださったことはとても印象に残っています。お葬式の時に、親友と話したところ、故人は後年になっても「ノブノブ(=赤杉のことです)の家での食事が美味しくて忘れられない」と語っていたと聴いて、涙腺が決壊してしまいました。

 その後、故人は東京に住んでいたこともありました。10数年ほど前、私が厭世状態の時、御徒町や表参道など、外にさりげなく連れ出してくださる優しさと繊細さの持ち主でした。二人で飲んだ時に聞かせてくださった中国茶のお話から垣間見られる教養と知性は、自分にとって憧れでした。そして、札幌のゲイナイトやレインボーマーチ札幌で見せた、ザッツ・キャムピー!というべき、飛ばしてイカした言動。下世話さやお下劣さ、そして気高さや聖なる部分が同居している。そんな方でした。

 私は最近、精神状態は前向きになっていたとはいえ、完全ではないのも事実です。なので、葬儀のため札幌へと向かう道すがら、正直言って、故人に「ノブちゃん、次はあなたの番よー」と手招きされている気もしました。でも、故人の人柄を反映するかのような札幌関連ゲイの一大同窓会的なお通夜に参列し、その後、長い付き合いの友人達(よく考えてみたら、ほぼ全員、札幌ミーティングのOBでした)と故人の話や昔話をずっとしながら、少しずつ違う気持ちに変わっていきました。

 故人も、自分も、札幌の友人達も変わってしまった部分が、きっとある。それぞれの道を歩み、また一緒に行動したり活動するということは、なかなか難しいかもしれない。でも、故人の思い出話に始まり、昔の話をしてみると、各々の根本的な人間性、一緒に濃密な時間を過ごしたメンバー同士が持ち得る感覚は変わっていないんだなぁとも思いました。

 お通夜から実家へ帰宅した夜はこれまで39年生きてきて初めて、一睡も眠れないという体験をしました。そして最後のお別れはとても辛かったけれど、告別式まで参列して良かったのだと思います。誰もがいつかは死んでしまうからこそ、「今を生きねば」という想い、そして「今の自分だからできる事・やるべき事を一生懸命、でも無理し過ぎずに、自分ができる範囲でやっていけばよいのですね」という想いを胸に東京に戻ってきました。

 故人と生前会う度に、「この曲が好き」と故人が言っていたのを思い出し、家であらためて聴いてます。

 | HOME | 

文字サイズの変更

プロフィール

赤杉康伸

Author:赤杉康伸
赤杉康伸(通称:NOV)

1975年5月、札幌市生まれ。2001年3月下旬から東京在住。2001年3月、北海道大学大学院 法学研究科修士課程(専修、公共政策コース)を修了。

札幌・東京における性的マイノリティ中心のパレード運営に参画。その間、2004年7月には、共編著で「同性パートナー -同性婚・DP法を知るために-」(社会批評社)を出版。

現在、東京メトロポリタン ゲイフォーラム 共同代表。NPO法人 共生社会をつくるセクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク 理事。特別配偶者法全国ネットワーク メンバー。

当面は、近況報告や政治関連の記事をアップ予定です。「複雑な現実に向き合いながら折り合いをつけ、相手に『敵方』のレッテル貼りをせず、まずは対話を重視する政治」「多様な人々の、多様な利害を調整する政治」がモットー。

Twitterはこちら。メールはy.akasugi@gmail.com まで

月別アーカイブ

最新記事

カテゴリ

未分類 (5)
日記 (131)
各種活動告知・報告 (117)
LGBT関連ニュース (114)
趣味(音楽・スポーツ等) (35)
ポリティカルなこと (65)
2009年 東京国際L&G映画祭 (2)
LGBT (0)

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

FC2Ad

Template by たけやん

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。