NOV'S BLOG

LGBTやSOGI(性的指向・性自認)に関する政治動向・理論や活動などについて、主に綴っているブログです。

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東京都知事選 LGBTニュース ~7月27日分

2016年7月14日告示・7月31日投開票予定の東京都知事選挙。

このブログ記事では、昨日7月27日までの期間中に見受けられた、LGBT政策・公約絡みの動きについて拾っていきます。
なお、立候補者の記載順は、選管への届け出順です

(A)鳥越俊太郎候補

(1)7月18日、社会民主党所属の石川大我豊島区議会議員が、渋谷駅前での鳥越陣営トークセッションにてLGBT政策につき言及しました。



(2)7月19日、市民連合が鳥越俊太郎候補へ行なった政策提言の中で、画像の通り、性的少数者/LGBTIQの権利保障に関する言及がありました。
http://shiminrengo.com/archives/1413
shiminrengou



(3)7月23日、鳥越候補、池袋西口での街頭演説にて「この東京都には様々な人々が住んでいる。子どもに、高齢者、働くお母さん、障がい者、そしてLGBTと呼ばれる方々もいる。そういう多様な人々による可能性が、東京の可能性だ」と発言しました。



(4)7月24日、銀座での街頭演説にて、LGBT当事者が登壇。スピーチを行ないました。



(5)7月27日、LGBT法連合会実施の「東京都知事選挙に際してLGBTをめぐる課題に関する 候補者の政策と考え方に関する調査」に鳥越候補が回答を寄せました。
http://lgbtetc.jp/news/556/


(B)上杉隆候補
(1)7月12日、出馬表明記者会見にて、認証パートナシップを含む「差別ゼロ 3つの認証」について説明。説明のダイジェスト版動画がYouTubeにアップされています。


(2)LINE公式ブログに、認証パートナーシップを含む「7つの政策+3つの認証」が掲載されています。
http://lineblog.me/uesugitakashi/archives/5027913.html

(3)7月24日、新宿東口アルタ前での「東京スピーカーズコーナー」にて、LGBT当事者からの質問に答える形で、上杉候補が認証パートナーシップについて「条例化については、都議会と一緒に進めなければならないが、とにかく当選した場合すぐに着手する」旨、発言しました。また、五輪開催都市として、LGBTを含む多様性の尊重についても言及しました。
uesugi20160724


(4)上記「東京スピーカーズコーナー」でも言及されていましたが、上杉候補が代表取締役を務める「株式会社NO BORDER」は、2012年、「日本でもっとも早くLGBTの方の優先採用を謳った会社」とのことです。



(5)7月27日、事務所に運び込まれたダルマに書かれた「東京多様」の金文字について、LINE公式ブログにて、「上杉の心願の東京多様。LGBTの認証パートナーシップ導入、動物殺処分ゼロなど命が多様であること、あるがままの命を大切にしたい、そんな上杉の願いが込められています」と言及されています。
http://lineblog.me/uesugitakashi/archives/5043380.html
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2016年7月20日午前0時時点での、東京都知事選挙 各候補者公約における性的指向・性自認に関する掲載項目

2016年7月14日告示・7月31日投開票予定の東京都知事選挙。

本日7月20日午前0時時点での、各候補者の公約における性的指向・性自認(SOGI)に関する掲載項目につき調べました。候補者が21名と多数なので、読みやすさを重視して、SOGIについて「掲載のある候補」と「そうでない候補」に分けて書きます。なお、立候補者の記載順は、SOGI項目あり/なしのグループともに、選管への届け出順です。

*ご指摘をいただき、7月20日14時時点で、後藤輝樹氏の項目を修正しました。



【SOGI項目につき記載あり】
・鳥越俊太郎(無所属、(民進党・日本共産党・社会民主党・生活の党と山本太郎となかまたち・緑の党・東京生活者ネットワーク 推薦)
:公約や政策について記載のある公式サイトの「多様性を尊重する多文化共生社会をつくります。」項目にて、「男女平等、DV対策、LGBT施策、障害者差別禁止などの人権施策を推進します」の記載あり。
torigoe2016_policy



・後藤輝樹(無所属)
:公約や政策について記載のある公式サイトに、以下の画像の通りの記載(同性婚には反対、もしくは条件付きでなら認める)あり。
IMG_9372 (2)
IMG_9373 (2)
IMG_9374 (2)
IMG_9375 (3)
IMG_9376 (2)
IMG_9377 (2)
IMG_9377 (2)
IMG_9378 (2)
IMG_9379 (2)
IMG_9379 (2)






・上杉隆(無所属)
:画像の通り、「上杉隆 3つの認証 差別ゼロ」の一つとして「2.認証パートナーシップ(LGBT渋谷方式)」の導入を掲げている。また、自ら動画で認証パートナーシップの必要性について言及。
uesugi2016_policy




【SOGI項目について記載なし】
・高橋しょうご(無所属)
:公約や政策について記載のある公式ブログに、SOGIに関する記載なし。


・谷山ゆうじろう(無所属)
:公約や政策について記載のある公式サイトに、SOGIに関する記載なし。


・桜井誠(無所属)
:公約や政策について記載のある公式サイトに、SOGIに関する記載なし。


・増田ひろや(無所属、自由民主党・公明党・日本のこころを大切にする党 推薦)
:公約や政策について記載のある公式サイトに、SOGIに関する記載なし。


・マック赤坂(無所属)
:公約や政策について記載のある公式サイトに、SOGIに関する記載なし。


・山口敏夫(国民主権の会)
:公式サイトなし。選挙公報には、SOGIに関する記載なし。


・山中雅明(未来(みらい)創造経営実践党)
:公約や政策について記載のある公式サイトに、SOGIに関する記載なし。


・岸本雅吉(無所属)
:公式サイトなし。選挙公報には、SOGIに関する記載なし。


・小池ゆりこ(無所属、東京都議会会派「かがやけTokyo」支援)
:公約や政策について記載のある公式サイトに、SOGIに関する記載なし。


・七海ひろこ(幸福実現党)
:公約や政策について記載のある公式サイトに、SOGIに関する記載なし。


・中川ちょうぞう(無所属)
:公約に政策について記載のある公式サイトに、SOGIに関する記載なし。


・関口安弘(無所属)
:公式サイトなし。選挙公報には、SOGIに関する記載なし。


・立花孝志(NHKから国民を守る党)
NHKから国民を守る党公式サイトに、SOGIに関する記載なし。


・宮崎正弘(無所属)
:公式サイトなし。選挙公報には、SOGIに関する記載なし。


・今尾貞夫(無所属)
:公式サイトなし。選挙公報には、SOGIに関する記載なし。


・望月義彦(無所属)
:公式サイトなし。選挙公報には、SOGIに関する記載なし。


・武井直子(平和党)
:公約に政策について記載のある公式サイトに、SOGIに関する記載なし。


・内藤久遠(無所属)
:公式サイトなし。選挙公報には、SOGIに関する記載なし。

「誰かの願いが叶うころ」と「僕たちは戦わない」

政治とは詰まる所、「私益と私益の調整」だ。数多くの私益が、もし調整されないまま放置されれば、

「誰かの願いが叶うころ あの子が泣いてるよ みんなの願いは同時には叶わない」
(宇多田ヒカル「誰かの願いが叶うころ」、2004年)

という事態になるだろう。

「みんなの願い」が100パーセントの状態で叶うことは、まず不可能だ。

それならば、各自がそれぞれ折り合いをつけつつ(=自分の願いが100パーセントは叶わないことを受け入れつつ)、「みんな」が合意できる地点を作り上げるしか無い。

そうして作り上げられるものこそが「公共性」なのだけれど、この流れで考えると、以下に記す歌詞が、「誰かの願いが叶うころ」に呼応しているように、個人的には思えてならない。


「この世界で流れ落ちる涙の総量決ってるなら みんなで分かち合おうか」
(AKB48「僕たちは戦わない」、2015年)


「誰かの願いが叶うころ」で、あの子が泣いて流していた涙を、「みんなで分かち合おうか」というのは、政治的に見て、社会的包摂や公共性の共有を意味するようにも思える。

だからこそ

「僕たちは戦わない 明日を信じてる
絶望の雲の下 切れ間に青空 探せ!」

となるのだろう。決して安易に戦うのではなく、絶望せず根気強く公共性を作り上げることこそ大切なのだから。

私は「僕たちは戦わない」が好きなんだけど、昨年流行っていた時に流布されていた「これは反戦歌だ」という風潮(主に左派陣営から)には、違和感を感じていた。正直言って、「単純で平板で陳腐な解釈だ」と個人的には思っていた。

「この曲は、ただ『戦わない』ことを歌っているのではなく、『いがみ合っていた相手との分かち合い』まで描いているからこそ、昨年の自分の心に響いたんだなぁ…」と先ほど道を歩きながら、ここまでの文章や発想が、急に頭の中に降りてきたので、急いで書き留めた次第。

要は「僕たちは戦わない」って、秋元康による、11年の時を経た、宇多田ヒカル「誰かの願いが叶うころ」への返歌なんじゃないのかな?ということが言いたいのでした。

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プロフィール

赤杉康伸

Author:赤杉康伸
赤杉康伸(通称:NOV)

1975年5月、札幌市生まれ。2001年3月下旬から東京在住。2001年3月、北海道大学大学院 法学研究科修士課程(専修、公共政策コース)を修了。

札幌・東京における性的マイノリティ中心のパレード運営に参画。その間、2004年7月には、共編著で「同性パートナー -同性婚・DP法を知るために-」(社会批評社)を出版。

現在、東京メトロポリタン ゲイフォーラム 共同代表。NPO法人 共生社会をつくるセクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク 理事。特別配偶者法全国ネットワーク メンバー。

当面は、近況報告や政治関連の記事をアップ予定です。「複雑な現実に向き合いながら折り合いをつけ、相手に『敵方』のレッテル貼りをせず、まずは対話を重視する政治」「多様な人々の、多様な利害を調整する政治」がモットー。

Twitterはこちら。メールはy.akasugi@gmail.com まで

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