NOV'S BLOG

LGBTやSOGI(性的指向・性自認)に関する政治動向・理論や活動などについて、主に綴っているブログです。

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さて、「黒ひゲイ危機一髪」に関して、

私は以下のように感じます。





ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、

私のパートナー+私+数名のスタッフで

今年の夏から

「AGP 教育・子ども分科会」として

イベントを数回行ってきました。





そのイベントでは、現役の教員(注:STNさんの

メンバーではありません)が講師だったり、

そのイベントに一般のお客さんとして

やはり現役な教員の方がいらしてくれたこともあります。







そこで、ゆっくりお話しすると、

特に小学生・中学生に関して言えば、

本当にHGの影響力は絶大であり、

「面白い」という理由一点で

クラスでも大流行とのこと。





で、注意していただきたいのは、

私自身、

「メディアやお笑いなどの影響力のある場で、

 性的な言動・表現(あるいはそれを想起

 させる行動)を一切するな」



と言っているのではないということです。





奇麗ごとだけで世の中が動いているわけではないし、

性的なものを生きていく上ですべて排除しようなんて

これっぽっちも思っていません。







ただし、考えてみてください。





異性愛の場合、たとえそういう面白おかしい表現や言動、

また、今回のようなおもちゃがあったとしても、

肯定的でイメージ補填的なロールモデルが

他に多く存在します。

性的表現があったからといっても、

それ一辺倒でないということは

周りの言動からも明らかでしょう。







ただし、同性愛の場合はどうでしょうか?

まず、同性愛やそれにまつわる事項自体が

未だにタブー視扱いされています。



昨日、祝日だったので、TVでワイドショーを見ていたのですが、

イギリスのDP法の話題(E・ジョン氏やG・マイケル氏など)が

取り上げられていたときに、

そこにいたキャスター、コメンテーターが相変わらず、

「あくまで海外の問題であり、日本とは関係ない」風な

発言をしていてがっかりしました

(こんなスレたヲカマの私ですら、よ。)





それに加え、自民党が行っている、

「過激な性教育」や「ジェンダーフリー」を

実態調査するプロジェクトでは、

同性愛・同性婚について授業に触れることすらも問題視され、

吹き荒れるジェンダーフリー・バッシングとあいまっています。

最近では「ジェンダー」という言葉そのもののを

禁止するよう要求する声すらも上がっています。

(そこら辺は、昨日仕上げたAAJ原稿で取り上げました)





こんな状況で、子どもの周りの大人たち、

そして教育の場に携わる人間たちは、

同性愛に関しての補填的イメージを

子どもたちに提示することができるのでしょうか?

「HGは確かに性的だけど、同性愛者ではそうでないケースも

たくさんある」という事実を、誰が子どもに伝えますか?





現場の教員は、同性愛や性教育に対する逆風を

世間以上にかなり敏感に感じる環境にいます。

そして、補填的なイメージを子どもたちに提示できない以上、

今回のおもちゃは発売されるべきではないとして、

行動を起こしたSTNさんを私は否定することはできません。





具体的な行動論(例えば、発売中止要求ではなく、

不買活動、株主としての株売却、融資元の銀行から

預金を引き上げる等)から言えば色々意見もあるんでしょうが、

さっきのエントリーでも述べたとおり、STNさんの行動が

失当かどうかは、直接STNさんに伝えるべきことと私は考えます。





これから、各コメントにレスをつけますが、

STNさんの行動が失当であるかどうかの議論は

これをもって私のブログではお開きにします。

(更なるコメント、TBには基本的にレスしません)

年末年始、私にもゆっくりさせていただけますよう、

よろしくお願いします。

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プロフィール

赤杉康伸

Author:赤杉康伸
赤杉康伸(通称:NOV)

1975年5月、札幌市生まれ。2001年3月下旬から東京在住。2001年3月、北海道大学大学院 法学研究科修士課程(専修、公共政策コース)を修了。

札幌・東京における性的マイノリティ中心のパレード運営に参画。その間、2004年7月には、共編著で「同性パートナー -同性婚・DP法を知るために-」(社会批評社)を出版。

現在、東京メトロポリタン ゲイフォーラム 共同代表。NPO法人 共生社会をつくるセクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク 理事。特別配偶者法全国ネットワーク メンバー。

当面は、近況報告や政治関連の記事をアップ予定です。「複雑な現実に向き合いながら折り合いをつけ、相手に『敵方』のレッテル貼りをせず、まずは対話を重視する政治」「多様な人々の、多様な利害を調整する政治」がモットー。

Twitterはこちら。メールはy.akasugi@gmail.com まで

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