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LGBTやSOGI(性的指向・性自認)に関する政治動向・理論や活動などについて、主に綴っているブログです。

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横綱昇進基準

 先日の日曜日、大相撲夏場所は日馬富士が14勝1敗で幕内最高優勝を決めました。

 横綱審議委員会の内規では横綱昇進基準が「大関で2場所連続優勝、またはそれに準ずる成績を上げた力士」となっているため、来場所も日馬富士が優勝すれば横綱か?という感じだったのですが、25日に開催された横綱審議委員会では異論が続出したらしいです。

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http://sankei.jp.msn.com/sports/martialarts/090525/mrt0905251939005-n1.htm

 鶴田卓彦委員長は「綱取りの話はほとんど出なかった。今場所は14勝と頑張ったが、その前の2場所は8勝と10勝。3場所通算でみると、『優勝すれば、じゃあすぐに』というわけにはいかない」と発言。内館牧子委員も「綱取りはまったく話題にならなかった。稀勢の里戦の変化はがっかりした。2場所連続で優勝すれば横綱昇進というのであれば横審はいらない」と同じく厳しい見方をした。

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 まぁ確かに、立ち合いの変化はあまりいただけないなぁとは思いましたが、「その前の2場所は8勝と10勝」「2場所連続で優勝すれば横綱昇進というのであれば横審はいらない」って何事?じゃあ、なんのための昇進基準内規なのよ?ってことで、ちょっと調べてみました。

横綱昇進前3場所成績


 ↑の表(クリックして拡大)が、昇進基準内規ができた1958年以降に横綱に昇進した力士の直前3場所の成績です。こうやってみると、今回の日馬富士と同じ3場所前が10勝という力士はざらにいます。近いところで言うと、朝青龍や白鵬も3場所前は10勝。これだけで、横綱審議委員たちのダメ出しが、いかに言いがかりかということが分かります。

 それに、平成に入ってから横綱に昇進した力士は、すべて直前2場所を連続優勝しています。3場所前の条件が朝青龍や白鵬と同じであるならば、日馬富士だって来場所優勝したら横綱に昇進すべきなのだと思うのです。


 さて、しかし、直前2場所で連続優勝しているとはいえ、たとえば3場所前が負け越していたり休場していたりという場合は、確かに安定感が求められる横綱としてどうか?とい感じは確かにします。近いところで言うと、昨年の琴欧洲や2006年の栃東は優勝場所の前場所は途中休場でした。ま、彼らは結局綱とり場所で好成績を挙げられず、綱とり失敗しているのですが。

 じゃ、安定感を加味した場合、どういう横綱昇進基準が良いのだろうと調べていたところ、面白いサイトを見つけました。

http://deliciousway.sakura.ne.jp/sumo/opinion1.htm

ここのサイトでは、横綱昇進条件から優勝をバッサリ外し、こういう条件にしています。

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以下4点のいずれかに該当することを昇進の条件とする。

1. 大関に昇進した場所から、2場所連続14勝以上を挙げること。

2. 大関において、2場所連続15戦全勝すること。

3. 大関において、連続する3場所で順に10勝以上、13勝以上、13勝以上を挙げること。ただし、それらの3場所の間に休場、不戦敗を含まないこと。

4. 大関において、連続する3場所で合計40勝以上を挙げること。ただし、それらの3場所の間に休場、不戦敗を含まないこと。


各項目の理由は以下の通り。

まず「1.」は、大関昇進から2場所で28勝以上となるが、大関昇進の直前場所は現状では少なくとも11勝はしているはずで(再大関なら10 勝)、関脇→大関→大関における3場所の合計が最低38勝、平均すると約13勝となる。これはもう、横綱昇進に値する成績と言ってよいだろうと思い、連続 14勝以上の場合のみ、大関2場所で昇進できるものとした。

続いて「2.」、これは文句なしだ。昇進する3場所前が休場や負け越しでも構わず、極端な話全休→全勝→全勝でも昇進とする。

次に「3.」だが、要するに順番も10→13→13でなければならず、13→10→13では不可とする。横綱になる以上、好不調の波が大きいことは好ましくないので、優勝に値する好成績を続けて残せるかということに重点を置いた。やはり、綱取りの前の場所は13勝は欲しい。また、横綱昇進の参考となる場所に休場があるのも好ましくないので、例えば10勝2敗3休の翌場所13勝しても、綱取りとはしない。

最後に「4.」、これは最初は入れていなかったのだが、栃東の平成18年3月場所終了時点での成績を思い出して加えた。というのは、1月場所14 勝、3月場所12勝のため、「3.」の条件に当てはめると5月場所は綱取りとはならないが、もし全勝した場合、1月場所から14勝→12勝→15勝と、3 場所で41勝にもなるからだ。これは大横綱級の数字であり、年間80勝を超えるペースの勝ち星を挙げて昇進できなかったらあまりにも厳しすぎると思ったので、加えることにした。「3.」に比べて極端にハードルが高いが、3場所で40勝は間に9勝以下があると達成できない数字なので、妥当ではないだろうか。順番は関係なく、例えば15勝→10勝→15勝でも昇進とする。

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 確かに合理性がある気がします。で、実際の事例で上記の条件をあてはめた場合どうなるかをまとめたのが、↓の表(クリックして拡大)。

横綱昇進仮説


 基準が変わってもやはり昇進できる人、昇進できなくなってしまう人、実際より後に昇進がずれ込む人、昇進が逆に早まってしまう(!)人など様々ですが、結構妥当かなぁと僕は思います。みなさんの感想はいかが?武蔵丸が横綱に昇進できなくなってしまうのだけ、若干違和感があるのですが。 ちなみに、最高位大関で横綱に手がかかりそうだった方々についても、今回の条件を当てはめてみたのですが、ことごとく昇進不可でした。やっぱ横綱昇進は難しい…。

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プロフィール

赤杉康伸

Author:赤杉康伸
赤杉康伸(通称:NOV)

1975年5月、札幌市生まれ。2001年3月下旬から東京在住。2001年3月、北海道大学大学院 法学研究科修士課程(専修、公共政策コース)を修了。

札幌・東京における性的マイノリティ中心のパレード運営に参画。その間、2004年7月には、共編著で「同性パートナー -同性婚・DP法を知るために-」(社会批評社)を出版。

現在、東京メトロポリタン ゲイフォーラム 共同代表。NPO法人 共生社会をつくるセクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク 理事。特別配偶者法全国ネットワーク メンバー。

当面は、近況報告や政治関連の記事をアップ予定です。「複雑な現実に向き合いながら折り合いをつけ、相手に『敵方』のレッテル貼りをせず、まずは対話を重視する政治」「多様な人々の、多様な利害を調整する政治」がモットー。

Twitterはこちら。メールはy.akasugi@gmail.com まで

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