NOV'S BLOG

LGBTやSOGI(性的指向・性自認)に関する政治動向・理論や活動などについて、主に綴っているブログです。

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アンケート調査、設問アップ

 前々回のエントリーでお知らせしたとおり、来年9月11日までには実施される第45回衆議院議員 総選挙に際し、「公共政策とゲイ」をテーマとした政党向けアンケート調査を行なうことになりました。それで、その設問をTMGFホームページ内のプロジェクトページにアップしました。



 実は今夜から、学生時代のノンケ友人の結婚式参加のために帰省するので、ゲイ向けメディアへのプレスリリースやミクシィ各コミュニティでの告知は週明けになりますが、一応、ご報告ということで。詳細についてはプロジェクトページTMGFブログをご参照くださいませ。あ、私、ミクシィは退会してるので、石坂さんやご協力者さんに書き込みをお願いするのですが。



 以下は、今回の調査に寄せる個人的な思いを少々。



 TMFGFのアンケートプロジェクトは、ゲイとしての二人(石坂・赤杉)が、選挙の際に純粋に知っておきたいなぁと思ったことをアンケートの形にまとめたものです。なので、「LGBT」「セクシュアルマイノリティ」「クィア」「性的少数者」といった言葉を背負うのは適さないだろうということで、毎回の調査には「ゲイに関する」という言葉を冠しています。



 アンケートを実施するたびに、よく「『LGBTに関する』と変えるべき」というお言葉を、(主にゲイ以外のセクシュアリティの方から)よく頂戴します。一見、もっともなご指摘かと思えるのですが、僕たちが上記のような動機でアンケートを行なっている以上、おそらく、これからもTMGFとして行動する際は「ゲイに関する」アンケート調査であり続けるでしょう。



 もしかすると、二人プロジェクトによるアンケート調査で「ゲイ」という言葉を名乗ることすらも本当は重いのかもしれません。が、二人の最大の共通項はやはり「ゲイ」だと思いますので、そこはご勘弁いただければと。





 他方、タイトルは「ゲイに関する」ですが、今回の調査設問は、ゲイが抱える課題さえ解決されればよいという立場ではありません。ゲイが社会の一員である以上、社会全体に影響を及ぼす、いわゆる公共政策(教育、税制、社会保障制度、公営住宅政策…)と市民としてのゲイは当然リンクしてきます。



 ならば、逆もまた真なりではないでしょうか?ゲイとして政策課題や政治そのものについて考えていく際に、どういった社会像を構想していくのか、どのような社会の一員になりたいのか、そして、政策が社会全体に影響を及ぼすいう事実をどう捉えるのか、という問題意識に基づき、今回の設問は作成されました。



 なぜこのようなことを書くのかというと、自戒も込めて、昨年夏の選挙では上記のような視点が欠落気味であったように感じられるからです。



 昨年夏の選挙に対して、今年の春、ブログエントリーで言及した際に「LGBTアイデンティティ祭り」という言葉を、わりと批判的な文脈で使いました。「アイデンティティ祭り」レベルの政治は、「自分のアイデンティティを他者に承認させること」には熱心でも、結局、「どのような社会を構想し、他者とどのように繋がるか」という重要な部分を射程に入れていないように思えたからです。



 その思いは今も変わりません。が、「アイデンティティ祭り」派に対してグダグダ文句ばかり言っているのはもっと性に合わないので(結局休めないヲカマ)、今回のアンケート作成に際して、巨視的な潮流(LGBTにとどまらない家族の在り方の多様化、財政状況の逼迫化、外交的な視点などなど)をさらっと設問文に織り交ぜてみました。あくまで嫌味にならない程度にさらっとだけど、「アイデンティティ祭り」派に対する、アンチテーゼというかオルタナティブを自分なりに提示したつもりです。



 また、アンケートに回答する側の政党だって、最近はそんなに馬鹿じゃないので「ゲイは刑法で処罰すべき」みたいな回答(←過去のアンケート調査では、某党から実際に寄せられた)はしません。各党とも、全体的に「ゲイの人権擁護」的な耳触りのよい回答をします。



 が、今回は予算的な制約や、ゲイ以外の層の問題も設問文に取り入れて、「じゃ、あなたの党は、現実の制約下で実現可能性を考える際に、どのような政策を選択するの?」という方向性でまとめてみました。えぇ、綺麗に「答え逃げ」されるのも、長年やってると癪に障るもので(笑)。



 回答が回収され次第、TMGFホームページやブログに随時アップしますので、以後はそちらをチェックしてくださいね。



 

追伸:

 今回こんなに熱く書いてますが、基本は現在活動休止中です。今回のアンケートはその例外なので、ひとまず体調を崩さない程度にがんばります。アンケートプロジェクトが終わったら、また休養に戻りますです。 

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プロフィール

赤杉康伸

Author:赤杉康伸
赤杉康伸(通称:NOV)

1975年5月、札幌市生まれ。2001年3月下旬から東京在住。2001年3月、北海道大学大学院 法学研究科修士課程(専修、公共政策コース)を修了。

札幌・東京における性的マイノリティ中心のパレード運営に参画。その間、2004年7月には、共編著で「同性パートナー -同性婚・DP法を知るために-」(社会批評社)を出版。

現在、東京メトロポリタン ゲイフォーラム 共同代表。NPO法人 共生社会をつくるセクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク 理事。特別配偶者法全国ネットワーク メンバー。

当面は、近況報告や政治関連の記事をアップ予定です。「複雑な現実に向き合いながら折り合いをつけ、相手に『敵方』のレッテル貼りをせず、まずは対話を重視する政治」「多様な人々の、多様な利害を調整する政治」がモットー。

Twitterはこちら。メールはy.akasugi@gmail.com まで

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