NOV'S BLOG

LGBTやSOGI(性的指向・性自認)に関する政治動向・理論や活動などについて、主に綴っているブログです。

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無期限休止宣言

突然に聞こえるかもしれないけれど、今年の8月後半以降、TMGFの看板を背負った活動、そしてパートナーの政治活動に「スタッフ」として携わることを休止させようと思っています。無期限で。



 

 ここ1ヵ月半、仕事(本職ね)と私生活と、新たに自分が掘り下げたいことの3つという、新たな三本柱を試行してきたんだけど。そうすると、 TMGFや「スタッフ業務」が撹乱要素というか、自分の集中力を途切れさせてしまう要素になってきているんですよね。つい最近までは、複数の活動を同時に走らせていて、そのスイッチングが良い気分転換に思えていたんだけど、違うステージに入ってきたみたいで。加齢も関係しているのかもしれない。





 また、TMGFとしての活動や「スタッフ」業務を行なうことで、少なからぬものを背負ってきたし、物理的にも精神的にも疲れてきたわけだけれど、そこから自分を守ることができるのは、詰まるところ自分なんだなと、33歳にして悟ったのです。遅いかもしれないけれども。





 今年の春に体調を崩す前から決まっていたTMGF関連の企画や、静養・体調復活まで完成を待ってもらっていた「スタッフ」業務が幾つかあって、それは責任をもって終わらせる。けれども、その後は、少し自分の名義で掘り下げたいと思っていることに集中し、私生活や仕事も充実させたいと思っている。





 TMGFでは、選挙アンケートは活動という以前に個人的趣味みたいなものだから、きっと続けると思うんだけど、そのほかのTMGF活動は、8月のレインボー祭りにあわせたゴミ拾いを最後に休もうと思っている。わたる君が行なう活動というのは、だいたい自分も問題意識が重なるので、こっそり個人的に手伝ったりというのはあると思うんだけど、一緒に引っ張って企画・運営していくということは、精神的にも肉体的にも今の自分には率直に言ってしんどい。





 「スタッフ」業務こそは、もしかしたら、カップルで同じ目標に向かって同志的に闘うことに夢を投影してくださったリブ関係者もいるかもしれない。ただ、これは実際に体験した当事者でないと実感できないので説明がなかなか難しいのだけれど、パートナーがスタッフを兼ねることは、本人を無条件に支えたいと言うパートナーとしての立場と、他のスタッフの手前、厳しいことも言わざるを得ないという板ばさみに遭うことに等しい。そのため、パートナーのメンタルヘルス上、非常によろしくない(アタシは、何度か中央線や丸の内線の線路に飛び込みかけました。今だから笑って言えるけど)。そして、パートナーのメンタルヘルスが悪くなることは、ひいては表に立つ本人の精神状態をも蝕んでしまう。





 ・・・ということで、秋以降、表立ったスタッフ業務からも一旦退こうと思っています。自分がすべきなのはプライベートのパートナーとして、(あまり好きな言い方ではないけれど)「内助の功」を発揮すること。そして、行動原理や組織運営の考え方が石坂わたると近い人を、いかに引っ張ってくるかということ。余裕ができれば、「ビル-ヒラリー」なんて関係性も良いと思うけどね。それにはもうちょっと、精神的な安定や成熟が必要かもしれません。





 なので、こういう内容の日記を書くと、「すわ、破局か?」という穿った見方をする人がいますが、一義的には自分自身を、そして自分とパートナーとの関係を守るための決断なので安心(?)してください。昨夜も、いつもどおり電話で話もしたし。パートナー同士、日々変化・成長しているわけだから、パートナーシップのあり方も不動ということではなくて、やじろべえのように揺れて微調整しながらも、総体としてバランスが取れたものにしたい。





 あと、自分は性格的に「何かの看板や、表に立つ人に願いを託する」タイプの人間ではなくて、「自分がやりたいこと、願うこと」は自分の名前と手で遂行しなきゃ気がすまない、強欲な人間だということも、あらためて気づきました。だから、ミドル・バケーションを経て、いずれ個人名義で色々仕掛けることになると思います。その時が来るまでは、ゆっくり歩くペースでいこうかなぁと。

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プロフィール

赤杉康伸

Author:赤杉康伸
赤杉康伸(通称:NOV)

1975年5月、札幌市生まれ。2001年3月下旬から東京在住。2001年3月、北海道大学大学院 法学研究科修士課程(専修、公共政策コース)を修了。

札幌・東京における性的マイノリティ中心のパレード運営に参画。その間、2004年7月には、共編著で「同性パートナー -同性婚・DP法を知るために-」(社会批評社)を出版。

現在、東京メトロポリタン ゲイフォーラム 共同代表。NPO法人 共生社会をつくるセクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク 理事。特別配偶者法全国ネットワーク メンバー。

当面は、近況報告や政治関連の記事をアップ予定です。「複雑な現実に向き合いながら折り合いをつけ、相手に『敵方』のレッテル貼りをせず、まずは対話を重視する政治」「多様な人々の、多様な利害を調整する政治」がモットー。

Twitterはこちら。メールはy.akasugi@gmail.com まで

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